引き分けをポジティブに捉えよう【vsC大阪@三協フロンテア柏】

週中に試合があると、週末の試合が直ぐにやってくる感じがある。試合をしている選手たちは、もっとそう感じているのではないか。

相手は共に週中にACLを戦い中3日のC大阪。ターンオーバーで休養充分な相手がどうくるか。

試合は、立ち上がりに高い位置で相手のボール奪ってから、伊東のグラウンダーのクロスにクリスが流し込んで早々に先制。幸先良くスタートしたものの、だんだんとセレッソが主導権を握る。レイソルはボールを奪っても直ぐに失ってしまう。セレッソに圧される展開ではあったが、レイソルの右サイドでは、うまく抑えることができていた。伊東のボール奪取や、小池のカバーリングの良さが目立った。一方、左サイドは苦しんだ。中山・ソギョンの間を狙われるパスにピンチが多かった。また、CKでもゴールライン上で中山が触って、あわやゴールを免れる場面もあった。耐えた前半。

後半もセレッソペースで進む。レイソルは奪ってもパスミスが目立つようになる。大谷を入れて落ち着かせようとしていたが、ソウザにミドルのゴラッソを決められてしまう。伊東のパスミスが原因なのだが、伊東自身は直前のプレーで脚を痛めた素振りをしていた。もしプレーするのが辛いならタッチに切ってもよかった。まさか打ってくるとは思わなかったのだろうけれど、カットされた後、ソックスを上げている隙があるなら、2mでも1mでも一歩でも詰めないと。誰も寄せなければパスにしろシュートにしろ、相手に楽にプレーさせてしまう。ロシアW杯のピッチに立つ選手だと信じているので、そういう詰めの甘さを捨てないといけない。W杯とJは違うと言え、W杯のときだけ意識してもいざという時、咄嗟にできないと思う。ましてや、特別な緊張感に包まれている状況ではなおさら。普段のプレーから心がけて身体に染み付いていることが重要。と偉そうに言うのは期待しているからですよ！

大谷を投入してボールを持てる時間は増えた。が、それ以上にセレッソの攻撃に晒される時間の方が多い。セレッソは杉本が効いている。タイミングよく受けて落とし、中盤の選手が前を向いてボールを持ち、後ろの選手があがる時間が作れる。何度もピンチを迎えたが、最終ライン、GKはよく頑張った。危ない場面を何度も阻止した。クロスから失点しなかったのは良かったところ。レイソルの攻撃は、ボールを奪ってから縦に急ぎすぎる嫌いがあった。終盤、瀬川と山崎を投入して活性化はした。あわよくば1点取れればよかったが。

次の傑志戦は主力を温存させて、サブ主体で勝ち点3を取りたい。ホームで悔しい思いをした選手は奮起してほしい。