太陽王発電観測所

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リードを守りきれず - J1第4節 vsガンバ大阪@吹田

立ち上がりから先制までの流れは、ほぼ完璧と言っても問題ない内容。攻撃で奪われても、相手のパスやクリアを拾えていた。文句なし。そして、失点することなく、追加点をとれたことも良き。

ただ、その後、ガンバの左サイドの攻撃が噛み合いだして、失点したのは残念。それまでのガンバの攻撃は緩急があまりなかった。失点した場面は、泉澤の飛び出しにつけた、遠藤のワンタッチパスが効いていた。折り返しもファンウィジョの足元に入ったが、シュートまでもっていく動作が巧みだった。1点返してからガンバの攻撃が良くなる。ワイドの高い位置に藤春が張ることで、小池を引き寄せ、空いたSBとCBの間を泉澤が狙ってくる。この時間帯は小池がかなり動かされていた。小池が藤春も、飛び出してくる泉澤も両方つかないといけないような守りで、伊東と小池の守備の連携がうまくいっていなかったように見受けられた。

 

後半、立ち上がりからレイソルが攻撃でシュートを重ねていく。ガンバも徐々に攻撃でシュートまで持っていき、一進一退の攻防が続く。ガンバは63分に泉澤→井出、藤春→初瀬の左サイド2枚替え。前半に故障で市丸→中村敬斗で交代を使っているので、枠を使い切って勝負に出る。レイソルも大谷→細貝の交代。

ガンバは左サイドを集中して使う。井出にボール預けてからガンバの攻撃が前を向く。井出が存在感を示し始める。そして、86分に失点。細貝のクリアが自陣PA内に飛び、最後は、ファンウィジョに1点目と似たような個人技でコースを突かれる。このシーンも遠藤のワンタッチが効いていた。

 最後は、小池が果敢に飛び出してチャンスを作る。惜しいシーンもあったが、得点は奪えず、またもリードを守りきれずに終わった。

 

 攻撃のチャンスは多いのだが、チャンスを活かしきれない。前半と比べ、後半は中途半端な形で終わることが多かった。この辺りを淡白に失うことなく、いい形で攻撃に繋げられたり、ボールを運ぶことが出来れば、もう少し違った展開になるのではないか。展開としては相手の時間帯であっても、守ってマイボールに出来ている場面もあったわけだし。

この試合は、序盤に2点取ったこともあり、これはいけるんじゃないかと思っただけに非常に残念。う〜ん、今季は(いや昨季からか)、守りきれない試合が多い。