太陽王発電観測所

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加藤レイソル初陣勝利 - 2018 J1 第15節 vs名古屋グランパス@豊田スタ

リーグ戦12試合勝ちがないグランパスレイソルがそれを止めてしまうのではないかという不安を抱え、下平さんから加藤望新監督になり最初の試合で、W杯中断前の最後の試合。

レイソルのシステムは4-3-3。中山をアンカーに置く。

クリス    江坂    伊東

     ボギョン   小泉

                中山

亀川  ジョンス  鎌田  小池

                航輔

 

一方のグランパス

 児玉      ジョー   シャビエル

         和泉      玉田

         ワシントン

 秋山   櫛引   畑尾   宮原

         ランゲラック

 

序盤はグランパスに圧される場面もあったが、レイソルが先制。レイソルは右サイドから、小池の上がりに加え、小泉も追い越す動きを見せ、グランパスの左サイドを崩し、何度もチャンスをつくれていた。その折り返しを受けた伊東が何度かトラップミスをしていたのが勿体なかった。そうしてチャンスを活かせないでいると、流れが相手に傾くのか、グランパスの攻勢に遭う。

前半終了近くに、レイソルの右サイドで小池が玉田に一対一で抜かれ、折り返しをジョーに決められグランパスが同点に。これは逆転負けするパターンやないかと思ったが、後半開始早々にCKから中山のヘッドで得点。CKから決めたのはいつぶりだろうか。56分には、グランパスDFのミスを突き、3点目。よし、今日はさすがにいつもと違うぞと安心するも、64分に失点し、1点差に詰め寄られる嫌な展開。アーリークロスジョーが競り勝って繋いで、ガブリエル・シャビエルの折り返しを玉田が流し込んだ。

失点の場面。

ワシントンのアーリークロス

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競り合いで鎌田が釣り出され

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ここから

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こうなる。プレーだと一瞬の出来事なのだが、(ジョンスの対応を比べると)中山の反応や反転の遅れと、伊東のマークの甘さが気になる。

 

その後は、レイソルにカウンターのチャンスがあるも決めきれない。

後半は、前半に比べ、グランパスに攻め込まれる展開が増える。レイソル守備陣のギャップやライン間に簡単にパスを通される。中盤が横一列になって、ファーストディフェンダーの動きが遅かったり、相手がボールを持っている時に見てしまっている場面が増える。足が止まっているのか、それとも、前に出て行ってかわされて穴が出来たり、陣形が崩れるのを注意しているのか、「受け」になる時間帯。そして、後手を踏むと相手に対するファールも増える。

それでも、危ない場面を乗り切りATへ。最後に航輔が飛び出したときに接触でバランスを崩し、側頭部あたりから地面に落ちるアクシデント。試合はそのまま終了。検査で脳震盪と頚椎捻挫とのことだった。代表にも合流できるようで、大事に至らなくて良かった。

 

中山がボールを持った時に、ボギョンと小泉が止まっている場面がある。もう少しポジショニングで相手を動かしてビルドアップを助けないと、前から来る相手だと失う可能性が高い。個人的にはボギョンのところに手塚を入れて見てみたい。昨季の良い状態のときは手塚もボランチながら前線に飛び出してチャンスをつくっていた。ボールを受けるのも巧いので攻撃面では面白いと思う。左からも攻められるようになれば、また右が活きる。

 

まぁこの試合は、正直、ジャッジと相手のミスに助けられた試合だった。加藤レイソルはこれから。試行錯誤が続くのだと思う。

 

さて、W杯がいよいよ。どうなることやら。