太陽王発電観測所

いつも心に太陽王。柏レイソルの動向を厳しい目で観測。

現実味を帯びてきた降格 - 2018 J1 第28節 vs浦和レッズ@埼スタ

先制したはいいが、同点、そして逆転されるまでが速すぎる。

 

ビルドアップがからしき…というか絶望的。

近くにフリーの選手がいるのに、無理目の遠いパスを選択したり、バックパスを選択する。あるいは、セーフティにバックパスをすべきところを無理に繋ごうとして奪われる。亀川、鈴木大輔、高木、パク・ジョンス、小泉にそれらのプレーがあった。大谷以外みんな。

2失点目のパク・ジョンスのプレーも、横の鈴木大輔に出して、鈴木大輔から小泉か、あるいは亀川への2つのパスコースがあった。レッズも中は固いが、レイソルがサイドを変えてボールを動かす中で、間にパスを出せるスペースは生じていた。

自分たちでボール持つと苦しくなるのが露呈した。これからの試合で狙われるか、持たされるか。

 

SBからの縦パスの成功率が低い。成功していたのは、オルンガの足元に出したパスくらいか。 

ただ、オルンガは足元のポストは強さを見せるけど、ルーズなボールを放り込んで競り合いに勝てるほど強くはない。後ろのビルドアップが絶望的だけに、ここをもっと収めてくれないと苦しい。

 

後半も劣勢な展開ながら、何度かカウンターのチャンスはあった。耐えていると、瀬川のヘッドで追いつく。瀬川はこれで4試合連続ゴール。本当にチームを助けている。

 

3失点目は、伊東の守備意識の低さが発端だと思う。クリスのパスが小泉に当たって失い、相手ボールになってから、伊東が戻るのが遅い。中央でフリーの青木に渡ってから、急いで戻ったが、もし最初から絞って適切な位置にいたら、青木に渡らなかったか、もっと低い位置で受けていたと思う。

このあと、青木からパスを受けた宇賀神のクロスが逆サイドに流れて、クリスの軽い守備がかわされて、フリーでクロスをあげられて興梠に決められる。

伊東は守備において、気が緩んでいるのか怠慢とも見られるようなときが多々ある。もしかしてカウンター狙いで意図しているのだろうか。伊東の守備の緩み、クリスの軽率な守備が重なって決定機を与えた。

興梠へのマークが甘かったという声もあるが、あの場面は興梠が一枚上手だった。

 

ミスから失点して勝ち点を失ったが、ミスをしないよう努めても、個人の技術に起因するミスなので、恐らくこれからも出るだろう。

 

残り6試合。まだ自力で残留できる状況ではあるが厳しい。

A 広島  10/6(土)  14:00
H 名鯱  10/19(金)  19:30
A 川崎  11/3(土・祝)  14:00
H 鹿島  11/10(土)  14:00 ※
A 桜大  11/24(土)  14:00
H 脚大  12/1(土)  14:00

※:鹿島がACL決勝進出時、11月6日(火)19:00@三協F柏に変更の場合有

 

鳥栖も長崎も下位との直接対決が多く残っているんだよな…